こんにちは。

 

駒込スポーツ整骨院/FEEEL CONDITIONING GYMの齋藤です。

 

本日はスクワットにおける注意点として、姿勢や顔の向きについてお話ししたいと思います。

 

以下の3枚の写真ですが、どのフォームが身体にとって健康的であると言えるでしょうか。

A顔は下向き

B顔はニュートラル

C顔は上向き

A.B.Cを紐解いていく前に、脊柱の構造についてお話します。

脊柱は

頚椎7個

胸椎12個

腰椎5個

仙骨

尾骨

で成り立っており、それぞれがカーブを描くことによって体を支えています。

脊柱には椎体の間に椎間板というものがあり、緩衝材となることによって、屈曲(丸める)、伸展(反る)、側屈(横に倒す)、回旋(捻る)という動きを可能にします。

しかし、使い方の不良があると、過度な圧迫ストレスや回旋ストレスを受け、椎間板損傷や椎体損傷が発生します。

それを防ぐためには、

脊柱起立筋(後方)、腹筋群(前方/側方)、横隔膜(上方)、骨盤底筋群(下方)

を適切に活動させ、脊柱の良いポジションを保たせる必要があります。

次に顔の向きと脊柱についてお話します。

頸部の屈曲(顔を下に向ける動き)をすると、対称性緊張性頸反射という、人間が生まれながらにして持っている原始反射によって脊柱は屈曲(丸める動き)をしやすくなります。

反対に頸部の伸展(顔を上に向ける動き)をすると、脊柱は伸展(反る動き)をしやすくなります。

脊柱の屈曲・伸展、どちらの状態でも、重りを持つのは椎間板や椎体に高いストレスをかけてしまいます。

本題に戻りますが、以上のことから、スクワットにおける姿勢と顔の向きは、B にすべきであると考えます。

ただし、ウエイトリフターやパワーリフターのように、より重いものを挙げることを競う種目では、前述した頸反射あえて使うこともあるので、絶対的に否定するわけではありません。

駒込スポーツ整骨院/FEEEL CONDITIONING GYM では、全てのエクササイズにおいて、一般の方や上記以外のアスリート(特に腰痛のある方)に、姿勢や顔の向きを意識することを推奨しております。

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